将棋の駒についてです。
2007/11/14 日記<将棋の駒>
将棋の駒
将棋の駒(しょうぎのこま)将棋に用いる駒。材質はツゲがよいとされる。玉将、金将、銀将、飛車、角行、桂馬、香車、歩兵 (駒)|歩兵、がある。山形県天童市が全国の9割以上を生産し特に有名であり、将棋そのものの競技人気も高い。プロ公式戦 (将棋)|公式戦のいくつかも天童市で行われる。なお、天童の将棋駒は1996年、伝統工芸品に指定された。
材質・木地
高級品はツゲ(本黄楊)で作られる。なかでも、東京都の御蔵島に生息している御蔵島黄楊と、鹿児島県の薩摩黄楊が最高級品とされる。本黄楊の代用として、東南アジア原産のシャム黄楊が普及品として用いられている。また、天童市を含む東北地方に生息しているホオノキやカエデなどを用いることもある。近年では、プラスチック製の工業製品も安価な普及品として利用されている。また、とくに本黄楊の木地には、「斑」(ふ)あるいは「杢」(もく)と呼ばれる、木地の色が一部違う部分が入っているものがあり、その入り方によって虎斑(虎の斑点のような模様)・根杢・くじゃく杢(孔雀が羽を広げたような模様)などと呼ばれる。斑や杢の入っているものは、工芸的価値も高く、より高級品となる。また、柾目にも種類があって、「赤柾」(柾目が赤いもの)「糸柾」(糸のような柾目のもの)などがある。
書体
普及品は並・中・上と呼ばれる簡素で無骨な書体であるが、中級品から高級品になると、書体ごとに銘がつけられている。これらの駒は「銘駒」と呼ばれる。代表的な銘として、錦旗(きんき)・水無瀬(みなせ)・菱湖(りょうこ)・清安(きよやす)などがあげられる。
彫り方
プラスチックの駒やスタンプ駒(木地に書体をスタンプしたもの)などの普及品は工業的に生産されるが、一般的な彫り駒は駒師とよばれる専門職人の手作業によって工芸的に制作されている。彫り駒の一般的な製法として、原料となる木を駒の大きさに切って整えたあと、書体に合わせて木地を彫っていく。その表面に漆を塗り、サンドペーパーで研ぎ出して駒となる。彫り方と漆の書き込み方によって、書き駒・彫り駒・彫り埋め駒・盛り上げ駒に分けられる。*書き駒……木地の表面に直接漆を書き込んだもの。現在ではほとんど生産されていない。
彫り駒……木地を彫った部分に漆を塗ったもの。普及品から中級品として用いられる。
彫り埋め駒……木地を彫った部分に、漆を木地の高さまで埋め込んだもの。高級品である。
盛り上げ駒……漆を木地の高さよりさらに盛り上げて作ったもの。最高級品で、タイトル (将棋)|タイトル戦にも用いられる。作者
中級品以上になると、手作りのものがほとんどで、よって作者が存在する。作者によっても値段の違いがある。
作者は、王将(または玉将)の駒の底に名前を彫る。(またもう一方には書体を彫りいれる)作り方としては、分担して作るのがほとんどである。それによって、彫り師、盛り上げ師などと言われる。以下に、職人のペンネーム|雅号を載せる(一部)
彫り師
恵山(伝統工芸師)
天竜(伝統工芸師)
淡月/月山(伝統工芸師)
盛り上げ師
掬水(伝統工芸師)
秀峰(伝統工芸師)王将は、上位者が持つものとされるが、たまに、双玉(どちらも玉将のこと)の駒も存在する。このときは上位者が書体が入った方をもち、下位者が作者の銘が入ったほうを持つ。関連項目
将棋類の駒の一覧
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